真実を前に勝つのは良知と正義

真実を前に勝つのは良知と正義。世界各地で「慰安婦」関連の史料が次々に公開され、「慰安婦」問題を反映する映画が続々と公開され、「慰安婦」記念像が各国で建立されている。中国人「慰安婦」生存者の生活の現状に焦点を合わせたドキュメンタリー『二十二』が公開6日で興行収入1億元を超えた…

タグ:二十二 慰安婦 ドキュメンタリー 歴史

発信時間:2017-08-22 11:16:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 「なぜ日本は過ちを認められないのか?!」。イスラエルのある若者は『二十二』を見終えた後に大変憤慨した。彼の曾祖母はホロコーストの生存者だ。戦後、ドイツ政府は曾祖母に1945年から今年亡くなるまで、毎月賠償金を支払ってきた。ひるがえって日本を見ると数10年来、日本の裁判所は「慰安婦」生存者の訴えを「個人に国を訴える権利はない」との理由で退けてきた。「私は死ねない。私は証人だ」との信念を抱き、日本軍の犯罪行為を訴えるために終生奔走したが、命が尽きても日本政府から一言の謝罪も得られなかったお年寄りがどれほどいることだろう。


 2014年に中国大陸で公表された元「慰安婦」のお年寄りは22人だが、映画公開時にはわずか8人になっていた。たとえ命が尽きようとも、人間性を喪失した歴史が歳月に浸食され、さらには勝手に書き直されることは断じて許されない。ましてや悲劇を繰り返してはならない。映像で歴史を記録し、映画館で痛ましい記憶を拾い上げるのは、悲しみを誇張するためでは断じてなく、ましてや恨みを喧伝するためでもなく、残酷な戦争から教訓を汲み取ってのみ、恒久平和を守る精神のダムを築くことができるからだ。


 今や、歴史の真実を守り、国際正義を擁護する勢力が伸張している。世界各地で「慰安婦」関連の史料が次々に公開され、「慰安婦」問題を反映する映画が続々と公開され、「慰安婦」記念像が各国で建立されている。中国、韓国、フィリピン、オランダなど各国・地域の民間団体が、「慰安婦」関連史料のユネスコ世界記憶遺産への登録を申請している。国連など国際組織は、第2次大戦時の残虐行為の直視を日本に再三要求し、「慰安婦」問題で姿勢を改めるよう日本政府に促している……。良知は最後には邪悪に打ち勝ち、正義は広がると信じる理由がわれわれにはある。(編集NA)

「人民網日本語版」2017年8月22日

 

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