また、囲碁や釣り、写真など、同じ趣味を持つ人が話に花を咲かせ、定期的にさまざまなイベントや旅行を企画している。そして、みんな子供がいないため、「独身基金会」を立ち上げ、お金を集めて助けが必要な人に援助の手を差し伸べているほか、みんなで、誰かが死んだら葬式をあげ、骨を埋めてあげるということまで約束しているという。
一方の日本の独身女性の発想はとてもユニークだ。例えば墓地の値段が高騰することや、自分の意に添わない墓に入れられることを心配し、「墓友女子会」を立ち上げ、一緒に入れる墓を探す独身女性もいる。そして、暇なときに、メンバーと一緒に買った墓地に行って、草むしりをしたり、花を植えたりして、墓地を新居のようにきれいに保っている。
コントのようにも、悲劇にも聞こえる現実の話だ。日本では、現代人が感じている孤独が、癒されることなく、このような形になって表れているのだ。
中国では、今は結婚適齢期になっても結婚できない女性が「剰女」と呼ばれ、社会問題になっているが、近い将来、独身男性が社会問題になる可能性もある。中国では、新生児の男女比率が不均衡である時期が長く、加えて独身女性の割合が増加しているため、20年までに、中国の独身男性はオーストラリアの人口とほぼ同じ数になると予想されている。そのため、中国人も今からちゃんと準備しておかなければならないかもしれない。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年8月28日