日本人を悩ます「中国式白タク」 タクシーの客が減り税金徴収もできず

日本人を悩ます「中国式白タク」 タクシーの客が減り税金徴収もできず。この「白タク」は、日本を訪問する中国人にとって便利であるだけでなく、日本の多くの華人にとっても空いた時間を利用してできる小遣い稼ぎとなっている。ただ、日本人からは、「タクシーの仕事を奪っているだけでなく、税金を徴収することもできない」と…

タグ:税金 白タク 送迎者 旅行

発信時間:2017-08-29 16:59:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


ただ、「中国式白タク」に多くの日本人は不快感を示している。まず、「白タク」はタクシーの客を奪い、税金を徴収することもできない。日本で、タクシー事業をするためにはまず、日本政府が発行する許可証が必要で、ない場合は日本道路運輸法に違反することになる。また、タクシー業をする場合は保険加入と納税の義務がある。日本タクシー運営協会はこの2点を理由に、警察に対して「白タク」を取り締まるよう求めている。ただ、関連の証拠を把握するのが難しく、取り締まるのは至難の業となっている。日本よりも、中国はアプリを利用したタクシー配車やキャッシュレス化が非常に進んでおり、「白タク」による空港への送迎サービスに関連する交渉などは全てネット上で行われ、現金のやり取りもないため、領収書などの証拠は何も残らない。また、警察が「白タク」を尾行し、走行中に取り締まろうとしても、運転手が「友達を乗せているだけ」と言えば、警察はそれ以上追求することはできない。日本の警察は今のところ、「白タク」をしている運転手の日本の銀行口座を監視することしかできない。タクシー代と思われる金額の入金があった場合は、それを証拠とするのだ。しかし、日本の警察は、「ほとんどの運転手は、中国の銀行の口座を使ってお金を受け取っており、実態把握が難しい」としている。


日本で弁護士をしているある華人は、「日本では『インターネット+』の時代がまだ到来しておらず、新しいものに対応する法規・対策も追いついていない。そのため、『関連の法律がなければ無罪』という原則に基づき、日本の警察は今のところ『中国式白タク』をしている中国人や日本人を逮捕することはできない。実際には、『インターネット+』の時代に、関連の業務をいかに管理、抑制するかは、世界が直面している課題」と指摘している。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年8月28日


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