ロシア東部軍管区広報局は、ロシア軍の兵士2500人以上が29日より、千島列島で上陸に対抗する防御訓練を開始すると発表した。部隊の戦備検査枠組み内で、ロシア兵は千島列島で上陸に対抗する防御戦術訓練を行うという。オートバイ部隊と砲兵部隊が海岸線を守り上陸に対抗する訓練を行う。防空分隊は仮想敵国からの空挺兵を発見・識別・撃墜する訓練を行う。イタルタス通信が29日に伝えた。
訓練には2500人以上、700以上の技術装備品が出動する。これにはT-27B戦車、口径の異なる各種火砲(自走砲、ロケット砲、対戦車ミサイル、迫撃砲など)が含まれる。千島列島でのこの訓練は今週末、実弾射撃で終了を迎える。
アナリストは「ロシア軍の訓練の目的は、千島列島の安全を保障し、他国の空挺部隊による上陸を防止することだ」と指摘した。ロシア国防省は先ほど、南クリル諸島(日本名・北方領土)の兵士を増員し、現地の防御を強化すると宣言していた。メドベージェフ首相はユジノサハリンスクで先ほど、南クリル諸島経済特区の設立に関する文書に署名したと発表した。そのため日本メディアは「ロシアが特区を設定することは、南クリル諸島への管轄権を認めることになり、日ロで推進する共同経済活動の特別な制度と相矛盾する」と報じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月30日