中国人民抗日戦争記念館 貴重な文物「飛行記録簿」が初収蔵

中国人民抗日戦争記念館 貴重な文物「飛行記録簿」が初収蔵。

タグ:中国人民抗日戦争記念館

発信時間:2017-09-04 16:09:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中国人民抗日戦争記念館は3日、「偉大なる勝利、歴史の貢献」展覧ホールで、「抗戦勝利72周年記念抗戦文物・音楽作品寄贈式」を開いた。

 

 展覧開始より、全国各地のコレクター、抗戦老兵及び子孫から数十の寄贈意向が届き、100点以上の文物が集まった。1939年抗大第2分校が第1期第3大隊第13隊の学員だった張魁(奎)に発行した卒業証書が、抗戦記念館で初めて収蔵された布の証書となった。

 

 注目すべきもう一つの貴重な文物は、中国空軍第8航空大隊航空隊員だった祁心誠の飛行記録簿で、93回の飛行状況が記録されている。うち1943年11月12日から27日だけでも、12回の戦闘に参加している。飛行簿には1944年2月にパイロットがB-25爆撃機を2回操縦し、敵の倉庫と工場を爆撃した状況が明記されている。飛行記録は国と民族の存亡の危機において、中国のパイロットが空で勇敢に抗戦し、広々とした大空で国と民族の尊厳を守った史実をありのまま物語っている。中国空軍の飛行記録簿は珍しく、抗戦記念館で初めて収蔵され、空白が補われた。

 

 作曲家の敏群氏は、世界反ファシズム戦争・中国人民抗日戦争勝利70周年を記念し創作した楽曲「二戦勝利進行曲」と、全民族抗戦勃発80周年を記念し創作した楽曲「致敬英雄曲」を抗戦記念館に寄贈した。「音楽に国境はなく、異なる信仰を持つ各民族の魂に入り、共鳴を生むことができる。私は音楽の創作を通じ、中国人の愛国心、民族精神、勇敢な気概を世界に示したい。音楽という形式で先人を偲び、歴史を銘記し、確たる信念を持ち、前進を続ける」



 「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年9月4日 


 


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