『日本新華僑報』によると、中国は10月1日から8日間の国慶節の連休に入る。中国の旅行会社は、国慶節の連休中に海外に行く人は600万人を超えると予想している。また、タイは最も人気の海外旅行先になり、日本は次に人気の旅行先になり、タイと日本を訪れる観光客数の差は大きくないと見ている。
2016年の国慶節連休中に日本を訪れた中国人観光客は50万6000人で、今年はその記録を破り最多になる見通し。
日本は国慶節の観光ピークの準備を進めている。地方政府は観光PRに力を入れ、北海道は「北海道魅力発見」、宮城県は「涼・宮城の夏」を実施。そのほかの地域もグルメや風景を中心とした観光PRフィルムを制作している。
化粧品店などは外国人留学生をアルバイトスタッフとして採用し、多言語でのサービスを提供する。文化体験活動は多言語の翻訳サービスで外国人が花道や茶道などの日本の伝統文化を学びやすいようにする。また、観光スポットでは外国人留学生が無料で案内サービスを行う。
そのほかに、中国の電子決済システムを導入する店も増え、多くの百貨店が免税だけでなく各種の割引を行う。銀聯カードの使用範囲も拡大し、銀聯カード決済を対象に割引を行うデパートも多い。
ある中国人観光客は、「東南アジア旅行は価格が安く、多くの中国人を引きつけている。しかし、日本は近年、観光PRを積極的に行い、周りの友人も行ったかいがあったと言っていたため、日本に行くことにした」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年9月5日