ロシア・スプートニクは23日、「サハリン州知事広報室が発表した情報によると、史上初となる日本と南クリル諸島(日本名・北方四島)を結ぶ路線が、23日に開通した」と報じた。
ロシアと日本の平和条約締結問題を解決するため、政府間協定に基づき、ロシア・南クリル諸島と日本のビザ免除交流が1992年に始まった。
報道によると、ロシアの航空会社「オーロラ」のボンバルディアQ400型機が23日午前に北海道を離陸し、外国人68人を択捉島と国後島に届けた。人々は南クリル諸島の故人の墓地を訪問し、夜に帰路についた。代表団の多くのメンバーが過去に、ノービザ交流で南クリル諸島を訪問していた。これまでは船で墓参していた。
共同通信によると、日本政府は空路の交流拡大を目指しており、これを領土問題解決の踏み台にしようとしている。船での墓参は、北海道根室港を出発し、出入国手続きを行う国後島・古釜布沖を経由し、各島に向かっていた。移動時間が長く、平均年齢82歳以上の元島民は航空機での墓参を希望していた。元島民は現地で一晩宿泊することを要請していたが、ロシア側との調整がつかなかった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月25日