有休に「罪悪感」、日本人が63%で世界一に

有休に「罪悪感」、日本人が63%で世界一に。日本で行われた世界範囲の調査によると、「残業文化」で知られる日本の有給休暇取得率が2年連続で最下位になり、かつ取得に最も「罪悪感」を持っていることが分かった…

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発信時間:2017-12-17 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 日本で行われた世界範囲の調査によると、「残業文化」で知られる日本の有給休暇取得率が2年連続で最下位になり、かつ取得に最も「罪悪感」を持っていることが分かった。ロシア・トゥデイ(電子版)が13日に伝えた。

 

 旅行サイト「エクスペディア・ジャパン」が9月4−15日に、フランス、オーストリア、ブラジル、インド、中国香港など30カ国・地域の約1万5000人の成人を対象に調査を実施した。その結果、日本の有給休暇取得率は50%となった。日本人の平均有給休暇は20日だが、実際には毎年10日しか取得しておらず、30カ国・地域の中で最下位になった。

 

 日本人と比べると、ブラジル、フランス、スペイン、オーストリアに罪悪感はない。これらの国の国民は有給休暇を十分に取得する機会があり、取得率は100%に達している。

 

 日本人の63%が、有給休暇取得に「罪悪感がある」と回答。この比率は30カ国・地域の中で最高となった。韓国が61%で2位、シンガポールが35%で3位。

 

 日本人が有給休暇を取得しない理由は、人手不足、同僚との「パートナーシップ」など、多種多様だ。調査によると、日本人の33%が、上司が取得を許可してくれるか「分からない」と回答した。

 

 日本では毎年、過労死で死亡する人が四桁台もいる。日本政府が昨年末に発表した白書によると、毎週の平均勤務時間が49時間以上は、日本人全体の5分の1に達した。過労死する人の大半が30・40代で、死因は心不全、脳卒中、自殺となっている。

 

 NHKは今年10月、2013年に心臓病で亡くなった女性記者が、過労死であったことを初めて認めた。記者はわずか31歳で、亡くなる1カ月内に159時間も残業していた。

 

 日本最大の広告会社・電通の女性社員、高橋まつりさんが2015年12月25日に、弱冠24歳にして飛び降り自殺した。東京労働部門の仲裁機関は2016年9月、過労死として認定した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月17日

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