日本の共同通信社は、安倍政権の2018年の外交は大きな課題に直面すると伝えた。日米、日韓、日露関係などで試練があるという。
日本は米国との協力を緊密化し、日米首脳間の信頼関係を生かしたいと考えるが、地域の安定と繁栄への貢献は試練に直面するとみられる。
慰安婦問題は2018年の日韓関係に影を落とすだろう。日本は2015年に「最終かつ不可逆的」に解決することで合意したが、文在寅政権は交渉やり直しを要求する可能性がある。安倍首相が2月9日に開幕する平昌冬季オリンピックに出席するかどうかにも注目が集まる。
ロシアのプーチン大統領は3月の大統領選で再当選するとみられている。安倍首相は今年もプーチン大統領と数回会談し、日ロが争う島嶼での共同経済活動を実行したいと考えるが、領土問題を含む日ロ平和条約交渉の進展は不明である。
日本は米国製の陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の調達を決めたが、ロシア側から反発の声が上がっており、日露関係への影響が懸念される。
2019年、主要20ヶ国・地域(G20)首脳会議が初めて日本で開かれる。また、同年に天皇退位・新天皇即位、参議院選挙、ラグビーワールドカップなどもあり、閣僚会議の開催地の決定や日程の調整などが大きな課題となる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月3日