2017年6月に東京の上野動物園で生まれたパンダの赤ちゃん「香香(シャンシャン)」が観光客から人気を集めている。園内のパンダがより活発に動き繁殖力を高められるように、上野動物園は本年度に新パンダ館を建設する。2020年に完成予定。
動物園は1日400組のパンダ観覧者を抽選で選び、申請が殺到し、多い時だと当選率は144分の1になる。上野動物園が観覧者を抽選で選ぶのは初めて。
新パンダ館は現在の東園ではなく、不忍の池の隣の西園に建設される。また、四川省の景観をもとに設計した「パンダ故郷エリア」も新館の見どころとなる。
上野動物園には現在3頭のパンダがいるが、現在の空間では十分な活動ができない。新館は現在の1.7倍の約2000平方メートルになる。パンダの繁殖力を高め、腰と足を鍛えるため、館内に高低の落差を作り、パンダが登れるようにするという。