日本では年末年始が、迷子になるペットが最も多い時期となる。来客の多いシーズンで、ドアや窓の開閉が多くなり、活動的な性格のペットは隙をついて外へ脱走してしまうのだ。日本では現在、そんな失踪ペットを探してくれる「ペット探偵」が登場している。中国新聞網が海外メディアの報道を引用して報じた。
「ペット探偵」は、失踪したペットの名前や種類、年齢、色、柄、病歴、体の特徴、クセ、嗜好、性格、逃げた場所の地形などを丹念にヒアリングする。そして、ポスターやチラシを使って情報を募り、自ら捜索する。
ただ、新興職業である「ペット探偵」には免許も規制もない。日本でネコ専門探偵は一人しかおらず、その他のペット探偵はプロではないということになる。
気が動転している飼い主の心理につけ込み、最初から着手金を要求し、飼い主を責めるようなことを言ってさらに気を動転させ、高額のお金を払うのも自分の責任と思わせる悪徳業者もいる。また、捜索した日数で料金を請求し、見つかっても見つからなくても、お金を稼げるようにしている業者もある。実際に見つかる確率について、はっきりとした数字は分からない。
もちろん、ペットが迷子になっても、すぐにその位置を確認できるよう対策を講じておくのが最も有効だ。昨年6月、日本のある企業が、ブルートゥースを使ってペットの位置をリアルタイムで確認できる商品を打ち出した。
電波の発信機はペット用の首輪に搭載されており、スマホで専用のアプリをダウンロードしておけば、半径75メートル以内ならペットがいる場所を表示してくれる。 (編集KN)
「人民網日本語版」2018年1月19日