2013年9月から天津師範大学に1年留学した経験がある難波千穂美さんは27日、「中国に着いた初日に中国人はとても親切だと感じた。その日、私は大きな荷物を持ってタクシーに乗っていたが、寮が見つからずに焦っていたところ、タクシーの運転手が一緒にあちこちに寮を探しに行ってくれた。そして初対面の中国人の学生も助けてくれた」と振り返った。人民日報が報じた。
難波さんは帰国後、「中国で感じたこと」を聞かれるたびに、「中国はとてもアットホームだった」と答えているという。
日本の主流メディアで働いているある男性は、中国語が話せないものの休みを利用してよく中国各地を旅行している。今回の取材に対して、「中国社会はとても秩序正しく、中国人は素朴で親切。大都市でも農村でも安心して過ごせる」と述べた。上海で長期間暮らしているもう一人の日本人もブログに、「上海は東京の渋谷や新宿より安全で、管理が行き届いていると自分は思う」と書き込んでいる。
現在中国で働いている中村紀子さんは、すでに中国の湖北省武漢市で13年も暮らしており、「ここ5年、中国の治安はどんどん良くなっている。女性が夜に一人で外出できるかは、その国や地域の治安の良し悪しを反映させる要素。中国では、夜でも安心して外出できる」と語った。
その他、平林孝之さんはブログに、「東京より北京の治安のほうがいい」という表題の書き込みをしており、「日本の治安は世界一という報道があり、多くの日本人もそれを信じているが、僕は北京は東京より治安がいいと思う。中国の警察、武装警察、城管(都市管理のための法的取締を行う係員)はとてもまじめに任務を果たし、社会の調和と安定を一生懸命守っている」としている。
00年から13年まで中国で仕事をしていた日本僑報社の編集者・小林小百合さんも、中国のソーシャルガバナンスの現代化がハイレベルであると高く評価している。そんな小林さんは昨年12月に、北京を訪問し、治安など、中国社会の発展とガバナンスの状況に感銘を受けたという。そして、中国が、社会の調和や安定、国民の安定した暮らしを守る点で、大きな成果を収めることができている主な理由について、まず、中国は優秀な伝統文化の継承を重視していることを挙げ、「儒家文化を含む中国の伝統文化は、『和』、『自己抑制』、『心の修養』を重視している」とし、次に「中国が改革開放政策を実施しており、各国の優秀な文明、成果を吸収して、中国のソーシャルガバナンスに役立てている」と分析した。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年3月2日