上の図を見ると、華為技術(ファーウェイ、4024件)と中興通訊(ZTE、2965件)の中国通信機器メーカー2社がトップ2となった。報告は、2017年の上位2社は中国企業であり、日本の技術立国としての地位が揺らいでいることがわかると示した。
また報告は、中国は教育機関の面が米韓に劣ると指摘。国際特許出願件数の上位10大学にカリフォルニア大学、マサチューセッツ工科大学など米国から7校がランクイン。残りの3校は韓国で、ソウル大学と漢陽大学がランクインした。
中国トップは深セン大学で11位。中国鉱業大学と清華大学もトップ20に入った。
2017年12月にWIPOが発表した年度報告によると、中国国家知識産権局が16年に受理した特許の数は130万件に達した。この数字は米国、日本、韓国、欧州の特許局が受理した合計を上回り、世界最多である。うち、中国国内での出願は90%、国外は10%。中国のPCT国際出願件数は4万3168件に達した。
2016年の世界の出願件数24万600件のうち、中国の受理件数は全体の98%を占める約23万6600件だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月22日