トランプ米大統領は13日夜、英国やフランスと共にギリシャ政府の軍事施設に「精密攻撃」を仕掛けるよう、米軍に指示を出したと発表した。これは東グータで発生した「化学兵器攻撃」への報復だという。この情報が伝わると、世界から注目を集めた。
NHKのウェブサイトによると、マティス国防長官は本件について「今回の軍事攻撃は、シリアによる化学兵器の使用、化学兵器の研究開発や生産能力を除去するための攻撃だ」と説明した。
マティス国防長官はまた「今回の軍事攻撃は1回限りで、現段階では攻撃を継続する計画はない。ただしアサド政権が引き続き化学兵器を使用すれば、今後も対策を講じるだろう」と発言した。
ダンフォード統合参謀本部議長は「今回の軍事攻撃は量的にも質的にもこれまでとは異なる。前回は米国独自に1カ所に攻撃を行ったが、今回は米仏英3カ国で3カ所の化学兵器関連施設に攻撃を行った」と話した。
首都ダマスカス周辺にある化学兵器の研究開発施設、中部ホムスの付近にある化学兵器の貯蔵施設、その貯蔵施設の近くにある化学兵器関連の指揮所の3カ所が攻撃目標になった。
今回の軍事攻撃に使用された武器は、前回の2倍。詳細な状況については説明されていない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月16日