日本の明仁天皇は15日、日本政府が東京の日本武道館で開いた「全国戦没者追悼式」に列席し、過去の歴史を深く反省し、戦争の惨禍が再演されないことを願うと表明した。
明仁天皇は2015年の敗戦70周年に開かれた「全国戦没者追悼式」の談話で「深い反省」という文言を追加し、現在まで使い続けている。明仁天皇が来年4月に退位することから、敗戦日に追悼式に列席するのはこれが最後になる。明仁天皇は「ここに過去を顧み、深い反省とともに、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願う」と述べた。
当日は安倍晋三首相、衆参両院議長、戦没者の遺族代表者ら6500人以上が列席した。安倍氏は式辞で、歴史と謙虚に向き合い、戦争の惨禍を二度と繰り返さないと表明したが、アジア諸国への加害責任については言及しなかった。日本の超党派国会議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の国会議員約50人が、A級戦犯の祀られている靖国神社を集団参拝した。安倍氏は参拝しなかったが、6年連続で秘書を通じ「自民党総裁」の名義で、靖国神社に「玉串料」を私費で奉納した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月16日