中日双方が2月1日に北京で中日安保対話を開く方向で調整しており、両国の外交・防衛当局高官が出席する見通しだ。両国はさらに、二国間の戦略対話及び経済ハイレベル対話の推進を検討している。共同通信が23日に、消息筋の話として伝えた。
共同通信によると、中日安保対話は両国間の重要な政治・安保協調枠組みであり、前回の対話は昨年10月に東京で開かれた。今回の安保対話後、中日政府は外交副部長クラスの「戦略対話」と経済ハイレベル対話を開催し、二国間協力を掘り下げ、共通認識を促進するため協議を強化することを検討中だ。
中国社会科学院日本研究所の盧昊副研究員は23日、環球時報に対して次のように述べた。
安全政策について、中国側は日本による「自主的な安全」及び系統的な「強軍プロジェクト」の加速に懸念を示しており、かつ日本が安全面で「中国脅威論」を誇張することに断固反対している。食い違いと溝が存在するが、中日政府は現在、少なくとも協調と協力を強化しており、関係の大局を維持するため持続的かつ安定的な共通認識を持っている。中日の安全・防衛分野の積極的な交流の強化は、二国間関係に含まれる潜在的なリスクのコントロールを促し、さらには双方の政治ひいては戦略レベルの相互信頼関係を強化する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年1月25日