春の花見、中国人の美しい生活の流行に

春の花見、中国人の美しい生活の流行に。

タグ:花見 生活の流行

発信時間:2019-04-03 09:30:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 


   

  早春に友人と共に桜を愛でる。これは近年、中国人の春の散策の定番になっている。桜は色が淡く優雅かつ可憐で、霧や雲のように広がる堂々たる美により、人々の心を揺さぶり喜びをもたらす。


 花見はもはや訪日旅行でのみ楽しめる「贅沢品」ではなく、中国国内のさまざまな桜の名所が知られるようになった。北京市の玉淵潭、南京市の鶏鳴寺、それから武漢大学、東湖磨山などが好評を博し、観光客が殺到している。事前に予約を入れなければ入園し、春の風景を楽しめない場所もあるほどだ。


   香、茶、生花、掛絵というのは宋代の文人たちの風雅な生活に欠かせないものであるが、花見は新時代の一般人の美しい生活における新しい流行になっている。各地を結ぶ高速鉄道は中国経済の版図を書き換え、一般人の余暇に彩り豊かな可能性をもたらした。朝は広州市でお茶を楽しみ、夜は北京市で北京ダックを食べるか、武漢市に行き桜を観賞する。これはもはやおとぎ話ではなく、自由に実現できることだ。


  気分次第で、連休中に東京・皇居付近の千鳥ヶ淵を訪れ、船を浮かべて水面に垂れ下がる桜の中を通過できる。夢幻のような桜吹雪を楽しむのも難しくはない。日本政府はビザ発給要件の緩和を続けており、中国人客を対象に大規模な優遇制度を設けている。3年・5年のマルチビザを取得し、気ままに花見旅行を楽しめる中国人客が増えている。



 

 早春の桜は美しい生活の新しい流行の代表格であるが、これを支えているのは生活水準と消費力の向上、それから有給休暇制度の実施だ。「お金も時間もある」ことで、中国人客は国際観光市場の人気者になっている。各国はビザ及び観光のさまざまな優遇措置を打ち出し、中国人客を集めようとしている。


 「中国人客は消費力はあるがマナーがよくない」といったコメントをネット上でよく目にすることがあるが、ごく一部の観光客のみで、全体的に見ると中国人客の観光中のマナーは向上を続けている。日本政府観光局(JNTO)北京事務所の服部真樹所長は、中国網の独占インタビューに応じた際に「中国人客の訪日旅行中のマナーが近年向上していることは周知の事実だ」と述べた。中国人客の訪日旅行も、当初の単純な「爆買い」ではなく、現在のディープな旅行に変化している。京都の嵐山で紅葉を楽しみ、北海道でスキーにチャレンジするなど、異なる文化の魅力を実感している。

 

 日本は行き届いたサービスとおもてなしで有名だ。百年の老舗店が伝承する職人魂も、これを体験した中国人の心を打つ。


 

 消費水準がアップグレードし、対外交流が緊密になるなか、中国の一般人の美しい生活にはさらに多くの新しい流行が生まれ、より多くの、より美しい精神的な歓びを求めるようになる。消費者の美を楽しむ趣味の向上、美しい生活への憧れは、「中国ブランド」と「中国製造」がより多元的で高品質な発展の道を歩み続けるよう促すことだろう。(中国網・呉瓊静)


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月3日




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