日本のF-35が墜落後、米軍のB-52が「回り道」し現場に到着

日本のF-35が墜落後、米軍のB-52が「回り道」し現場に到着。米空軍はグアムのアンダーセン基地からB-52H戦略爆撃機を事故現場に急行させた。これは墜落機の残骸を捜索する日本側に協力するためとされていた…

タグ:戦闘機 空自 爆撃機

発信時間:2019-04-12 11:02:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 日本航空自衛隊のF-35A戦闘機による墜落事故発生時に、米空軍はグアムのアンダーセン基地からB-52H戦略爆撃機を事故現場に急行させた。これは墜落機の残骸を捜索する日本側に協力するためとされていた。


 米軍機の情報を追跡するSNSアカウント「Aircraft Spots」が発表した情報によると、米空軍は9日、グアムのアンダーセン基地からB-52H戦略爆撃機を青森県から東の海域に向かわせた。ここは空自のF-35Aの交信が途絶えた海域であり、海に墜落したと見られる同機の捜索に協力するためと見られていた。


 しかしこの説はその後、米国側から否定された。米サイト「ディフェンス・ニュース」の10日の報道によると、米国防総省のデーブ・イーストバーン報道官はこれを否定し、「日本の交信が途絶えたF-35の捜索に協力するため、米国がB-52爆撃機を1機も派遣していないことは明らかだ」と述べた。しかし同氏はB-52を事故海域に向かわせた目的については説明しなかった。


 公開されたB-52の飛行ルートを見ると、グアム島から離陸後まず北西方向に飛行してから北に転じ、そこからさらに北東方向に飛行し青森県から東の海域に入った。この遠回りの飛行ルートは、一分一秒を争う捜索救助任務の需要と合致しない。しかも関連海域に到着すると直ちに引き返し、海上で長く留まることはなかった。これも海上の捜索で輪を描くように飛ぶ航路と一致しない。機能を見ても、米軍が捜索救助に戦略爆撃機を派遣するのは非合理的だ。B-52は長距離爆撃任務に用いられ、対海捜索レーダーや時期検知器などの設備を搭載しておらず、機内の乗組員が目視で捜索することしかできない。夜間に海に漂う戦闘機の残骸やパイロットを発見するのはほぼ不可能だ。


 海に墜落した軍機を捜索するならば、P-8AもしくはP-3Cのような哨戒機を派遣するのが正しい。米軍がB-52を派遣した意図はやや不明だ。B-52は出動の際に意図的に西側に向け一定の距離を飛行したが、この回り道は威嚇飛行に近いと思われる。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年4月11日

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