NHKによると、日本の児童養護施設で児童が虐待を受ける事件が何度か発生している。これらの児童の多くが親からの虐待などが原因で施設で生活している。厚生労働省が実施した児童養護施設の児童が受けた性的暴力、性的行為に関する第1回調査によると、昨年3月までの1年間の発生件数は約700件に上った。
報道によると、昨年3月末時点で、虐待または経済的理由により施設で生活する児童は2万5000人に達する。これらの児童に対する性的暴力や性的虐待などの問題行為が相次いで発生している。
厚生労働省は全国の児童養護施設を対象に、アンケート形式で実態調査を初めて実施。今年2月までに、施設の74%が回答した。
調査結果によると、昨年3月までの1年間で、養護施設が発見した児童への性的暴力、および衣服を脱がされたなどの性行為関連の事件は687件に達した。
しかし、調査に応じた児童養護施設の3割にこれらの問題への防止・対応マニュアルがない。厚生労働省は、問題を分析し、本年度中にマニュアルを作成すると表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月28日