在日米軍のF-35ステルス戦闘機が飛行中に鳥と衝突した。これによる損害額は200万ドル以上とみられる。
米海兵隊が15日に発表した声明によると、同機は第1海兵航空団第12海兵航空群所属で、7日に岩国基地で「バードストライク」により離陸を中止した。その後安全に滑走路を離れた。パイロットにけがはなかった。
岩国基地は山口県岩国市にある、在日米軍にとって最大の航空基地だ。SNSに投稿された現場の写真を見ると、鷹のような鳥が機体の下に挟まっていた。
米軍は損失の評価報告を作っていないが、本件を「クラスA」に分類している。これは戦闘機の修理費用が200万ドルを超えることを意味する。
米国防総省は90年代にF-35の開発プロジェクトを開始した。今後数十年で約2500機生産する予定で、現在まで4000億ドル弱の資金を投じている。米軍で最も高額の武器開発プロジェクトだ。
F-35Bは海兵隊向けで、空母や揚陸艦で短距離もしくは垂直離着陸できる。1機あたりの製造コストは1億1500万ドル。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年5月20日