訪日中の米国のトランプ大統領は28日に横須賀基地で、日本の安倍晋三首相と共に空母化改造が決定している「いずも型」ヘリ空母の「かが」を視察する。日本メディアの報道によると、トランプ氏は視察後、米国の強襲揚陸艦「ワスプ」に移りスピーチを行うという。
日本メディアは報道の中で、日本が「かが」の空母化改造を決定済みと伝えた。それではどのような改造により、F-35B固定翼戦闘機を艦載できる空母になるのだろうか。
DDH-184「かが」ヘリ空母は、「いずも型」ヘリ空母の2番艦だ。満載排水量は2万6000トン、全長は248メートル。これを改造することで、F-35Bを約10機艦載できる。
朝日新聞は海上自衛隊OBからのスクープとして、「いずも」を設計した当時より、将来的にF-35Bを艦載する需要を考慮していたと伝えた。例えばその昇降装置はF-35Bの昇降の需要を満たす。かつ昇降装置は舷側に位置し、飛行甲板の作業への干渉を減らすことができ、格納庫の面積を広げることができる。そのため「いずも」の改造は小規模で済む。
日本がさらにF-35Bの作戦機能を発揮しようとするならば、「かが」にスキージャンプ型の甲板を取り付けることができると分析されている。こうすることでF-35Bの離陸重量を拡大し、弾薬と燃料の搭載量を増やし、滑走距離を短くすることができる。しかしその場合、大規模な改造が必要になる。
日本がF-35Bの力を十分に発揮し解放軍に対抗しようとするならば、理論上は「ひゅうが型」ヘリ空母を改造することで、F-35Bを艦載することが可能と分析されている。当然ながら各方面の条件が熟せば、将来的により大型の空母を直接建造することも可能だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年5月28日