習近平国家主席が27日に日本の大阪を訪れ、第14回20カ国・地域首脳会合(G20サミット)に出席する。
習主席によるG20サミットの出席もしくは主宰は7回連続となる。専門家は「現在の国際情勢のもと、習主席のG20大阪サミットの出席が各方面から期待されている。困難に直面する世界経済に力強いプラスのエネルギーを注ぎ込むことだろう」と述べた。
見所その一 ぎっちり詰まった日程表
習主席のG20大阪サミットの出席には、忙しい日程表が組まれている。
まず、サミットの4つの段階の全体会議に出席する。情報によると、習主席は世界経済・貿易、デジタル経済、包括的で持続可能な発展、インフラ、気候、エネルギー、環境などの議題の議論に加わる。世界経済情勢に対する観点と主張について深く説明し、現在存在する問題の根源を見つけ、脈を取り、良き処方箋を出すため努力する。
中国国際経済交流センターの張燕生首席研究員は「現在の世界は過去百年間になかった大変動を迎えており、発展の岐路に立たされている。各国が今後協力するか分裂するかが注目されている。各国は世界2位の経済国の中国が、世界経済の霧を払うことに期待している」と分析した。
次に、3つの会議に出席する。習主席はサミット以外に、BRICS非公式首脳会議、中露印非公式首脳会議、 中国・アフリカ指導者小会合に出席する。新興国と発展途上国の協力の掘り下げ、国連の2030アジェンダの実施などの重大問題をめぐり意思疎通を強化し、実務的な協力を推進する。
専門家は「これらの会議は中国側の多国間主義を支持する揺るぎなき態度を示し、重大問題をめぐり新興国と発展途上国の共通認識を形成し、G20大阪サミットの積極的な成果を生むことにメリットがある」と述べた。
それから、二国間会談に出席する。習主席はサミット会期中に各国首脳と二国間会談に出席し、関連国との協力を掘り下げ、両国関係の前向きな発展の推進に力を入れる。
うち、中米首脳会談が世界から注目されている。
中国現代国際関係研究院の陳鳳英研究員は「米国側は相互尊重・平等互恵を踏まえた対話と協議が、貿易摩擦を解消するための唯一の解決の道であることを認識するべきだ。これは中米両国の利益に合致し、国際社会の共通の願いでもある」と指摘した。