「Panda杯」全日本青年作文コンクールで受賞した日本の若者・中島大地さんは中国の国家主席に手紙を書き、主席の健康と幸運を祈り、中日友好事業に従事する良好な願いを綴った。主席は中島さんに返事をし、両国の若者が両国関係の美しい明日を切り拓くため積極的に貢献することに期待を寄せた。
家族は家族円満を望み、隣人は良き近所付き合いを望む。中日は一衣帯水の隣国であり、両国間の友好交流には長い歴史がある。長期的に両国民は相互学習し、各自の発展を促進すると同時に人類文明の進歩に重要な貢献を成し遂げた。中日両国は現在、世界2・3位の経済国であり、共に世界の貿易大国でもあり、地域の経済・金融安定を共に守る責任を担っている。長期的かつ健全で安定的な中日関係の発展は、中日両国と両国民の根本的な利益に合致し、アジアと世界の平和・発展にとっても有利だ。
若者は国の未来だ。若者の交流の強化、相互理解の促進は、中日両国関係に対して重要な促進力を発揮している。国家主席は「私は両国の若者が友好の信念を固め、積極的に行動し、絶えず友好の種を撒き、中日友好を大木、緑が生い茂る森林にし、中日両国民の友好を世々代々続けることに心から期待している」と述べた。主席の今回の返信は重みがあり心がこもっており、中日両国の若者が相互学習を強化し、相互理解を促進し、長期的な友好を発展させ、両国関係のより美しい明日を切り拓くため積極的に貢献するよう促す。
中日の若者の交流は常に推進中だ。中日友好の礎は民間にあり、両国民の友好の未来は若い世代にかかっている。観光、文芸、映像コンテンツ、アニメ・漫画、教育、スポーツ、経済貿易なども現在、両国の若者の交流に向け友好の場を築いている。中日双方は今年を、中日青少年交流促進年として位置づけた。
これまでの友好の流れを引き継ぎ、さらに発展させる時期を迎えている。中日青少年交流促進年の計画の一環として、双方は今後5年間で3万人の若者の交流及び相互訪問を実現することを決定した。主席の返信は、中日友好事業を促進する良好な願いを示しており、両国各界の若者が各分野で対話を強化し、中日両国の若者の交流活動が中日友好の温かい流れを形成することを促す。両国民の心を温め、中日両国関係の長期安定を促進する。
中日友好は両国のみならず、アジアと世界のためになる。若者を中心とする中日友好の今後の力を持つことで、両国関係の持続的な発展の基礎を築くことができる。中日の若い世代は手を携え努力し、両国友好の民間の基礎を固め、中日友好を枝葉が茂る大きな木とし、衝撃に耐える鬱蒼たる森林を作るべきだ。(筆者・秦華 中国網時事コメンテーター)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年6月28日