中日環境ハイレベル円卓対話会、環境協力で両国関係の発展を促進

中日環境ハイレベル円卓対話会、環境協力で両国関係の発展を促進。

タグ:第3回中日環境ハイレベル円卓対話会

発信時間:2019-11-27 16:05:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 第3回中日環境ハイレベル円卓対話会が25日、東京で開催された。中国の李幹傑生態環境部長と日本の小泉進次郎環境大臣が出席し、挨拶した。


 李氏は挨拶の中で、「中日両国は互いに近隣で、双方の環境協力関係はますます発展している。双方の環境協力メカニズムは数十年に渡り維持され、活動計画も維持された。両国の環境保護関係者間の協力が衰えることはなかった。双方は近年、生態・環境分野で定例のハイレベル交流を維持しており、協力メカニズムがさらに改善されている。協力プロジェクトが絶えず推進され、協力の成果がより豊富になっている。例えば中日双方は浄化槽技術交流、ベイエリアの環境ガバナンス、ゼロ廃棄物都市の建設などで交流と協力を拡大し、理想的な効果を手にしている」と強調した。


 李氏は特に、「中日の環境協力は、生態環境問題の共同解決、両国民間の友好促進、両国関係の健全な発展を促進する。日本は環境ガバナンスで豊富な経験を蓄積しており、中日の環境協力には高い潜在力がある」と指摘した。


 小泉氏は挨拶の中で、「環境大臣として今回の円卓対話会に出席できたことを喜んでいる。環境協力が日中友好の扉を開く金の鍵になることを願う」と表明した。小泉氏は歴代の日本政府高官と日中の環境協力について振り返り、「環境分野、さらには世界的な気候変動という世界が注目する最も重要な課題において、日中両国が共同の措置を講じ行動することは有意義であり、これを喜んでいる」と述べた。


 小泉氏は海洋プラスチック汚染問題を重点的に取り上げ、「2050年には海洋のプラスチックごみが魚よりも増える可能性がある。我々が行動しなければ、2100年には日本の90%のビーチが失われる。このような未来を次の世代に残すわけにはいかない」と話した。「李部長との交流で、中国が日本よりも先にレジ袋有料化を開始したことを知った。また人々のプラスチックごみ問題の意識を高めるため、中国でプラスチックごみが白色ごみと呼ばれることを知った」小泉氏は、日中双方が協力を強化し、共に「白色汚染」の対策を講じるよう呼びかけた。また共に世界的な気候変動や海洋プラスチックごみといった問題に対応するよう呼びかけた。


 小泉氏はさらに、「日中双方は両国政府環境協力覚書の早期署名で合意に達した。今回の円卓対話により、双方の海洋プラスチック汚染対策・ガバナンスの協力を新たな段階に押し上げたい」と表明した。


 円卓対話において、中日両国の環境・海洋専門家は「海洋プラスチックごみの現状と対策」「今後の環境技術交流の可能性」などの課題をめぐり、深く意見交換した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月27日

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