日本の海上自衛隊の駆逐艦「たかなみ」が2日、神奈川県の横須賀基地から中東に向け出発した。現地で情報収集及び船舶の保護などを行う。多くの市民が基地周辺に集まり、抗議した。
たかなみは現地時間午前10時30分に出港した。今月下旬に目標海域に到着し、1月より任務遂行を開始したP3C哨戒機2機と合同で行動する予定。
日本の200人以上の市民が同日、基地周辺に集まり集会を開き、日本政府による自衛隊派遣に抗議した。駆逐艦が港を離れる際に、市民団体のメンバーは2隻の小型船を操縦し、「中東に行くな」「中東派遣に反対」と書かれた横断幕を掲げながら駆逐艦に接近し、抗議した。
日本政府は今回「防衛省設置法」の「調査・研究」規定に基づき中東に自衛隊を派遣し、国会の承認を必要としない。防衛大臣は首相の了承後、海上警備行動の命令を出す。海上自衛隊の隊員は正当防衛と緊急避難の範囲内で武器使用が認められ、日本国籍の船舶を妨害から守る。ただし外国籍の船舶については、武器使用による防護対象の範囲外だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月4日