日本の限界集落、若者を集める魅力とは?

日本の限界集落、若者を集める魅力とは?。

タグ:秋元集落 

発信時間:2020-01-27 09:15:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 日本の総務省統計局が発表した最新データによると、日本の65歳以上の人口が過去最多の3588万人に達した。高齢化により日本の多くの村が荒れ果てている。ところが住民が100人のみの山奥にある秋元集落は、現地の特色あふれる産業を利用し、外部の若者を集めている。現地経済は活況を呈している。「環球時報」が伝えた。


 秋元集落は宮崎県高千穂町にある。環球時報の記者はカーブの激しい山道を走った。対向車が来れば、どちらかが広い場所までバックし、道を譲らなければならないほどだった。


 秋元集落の人口は最盛期に400人以上にのぼったが、バブル経済により村の若者が都市部に流出した。秋元集落の常住人口は現在100人ほどで、60歳以上の高齢者が8割以上を占めている。元公務員の住民は、秋元振興のために取り組むことを決意した。彼は現地の特産品を利用し、さまざまな商品の開発を試みたが、いずれも成功しなかった。十数年の取り組みにより、現地の特産品で作った甘酒の開発に成功し、市場で好評を博した。商品は現在、中国やシンガポールなどに輸出されている。新商品は雇用を求める若者を集めた。また、民宿をも経営し、観光客に農業体験を提供している。村の女性は放置された古民家を使い食堂を開いた。食堂で働く高齢者はみな70歳以上で、現地の山菜や山の幸を使った料理を提供している。価格も割安で、昼の定食は600円だ。


 秋元集落を訪れる観光客数は毎年3万人にのぼる。これは現地では快挙と言えるほどだ。若者を集める職があり、また高齢者が力を発揮できる場所もある。これは日本の高齢化対策のモデルになった。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年1月27日

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