11日に行われた中国外交部(外務省)の定例記者会見で、「中国海警局が釣魚島海域で日本の漁船を追尾した」件に関する記者の質問に対し、外交部の趙立堅報道官は、「釣魚島及びその付属島嶼は中国の固有の領土であり、釣魚島海域を巡航し法執行を行うことは中国の固有の権利だ。我々は日本側に四つの原則的共通認識の精神を遵守し、釣魚島問題において新たなもめ事が起こることを避け、実際の行動で東中国海情勢の安定を守るよう要求する」と強調した。
趙報道官はさらに、「中国海警局は先ごろ、釣魚島海域を定例巡航した際、日本の漁船1隻が中国の領海内で違法に操業していることを発見した。中国海警船は法に基づいてこの漁船を追跡監視し、直ちに操業を停止して関連海域を出るよう要求し、日本海上保安庁の船舶による違法な妨害に断固として対応した。中国はすでに外交ルートを通じてこの件について日本側に厳正な申し入れを行い、直ちに権利侵害行為をやめるよう日本側に促した」と述べた。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年5月13日