財務省が公表したデータによると、日本の輸出は17カ月続けて前年同期比で減少し、4月の輸出額の減少幅は21.9%に拡大した。世界の需要の激減は自動車および自動車部品の輸出減少につながり、日本の輸出の大幅減に拍車をかけた。
日本の観光業界でも感染症の影響が目立つ。日本政府観光局の統計によると、2月と3月の訪日外国人数は前年同期比それぞれ58.3%と93%減少し、4月の減少幅は99.9%に拡大した。日本の「観光立国」戦略は深刻なダメージを受けている。
外国人観光客の激減に伴い、日本国民の旅行も急激に減少し、4月に旅館とホテルに宿泊した日本人は前年同期比71.1%減少した。観光および関連サービス業の売上高は激減し、多くの中小企業が経営難に陥り、倒産する企業も増加している。
ニッセイ基礎研究所は、第2四半期の日本経済の縮小幅は年率換算で20%以上になり、2008年の世界金融危機後の縮小規模を超えると予想する。
国際通貨基金(IMF)が4月に発表した『世界経済展望レポート』は、世界の多くの国で感染症流行が今年第2四半期にピークに達し下半期に落ち着いた場合、今年の世界経済は3%縮小し、1930年代の世界恐慌以来もっとも深刻な経済後退となり、日本経済は5.2%縮小すると予想した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月8日