日本の菅義偉首相は11月25日、東京で日本を正式訪問中の王毅国務委員兼外交部長(外相)と会談した。
王部長はまず、習近平国家主席の菅首相へのメッセージと、中国の指導者の親しみを込めた挨拶を伝えた。王部長は、「日本の新政権発足後、習主席は菅首相と電話会談し、中日関係の継続的改善と発展について重要な共通認識に達し、両国関係を安定的に引継ぎ、下なる段階での中日関係発展の方向を明確にした」と述べた。
王部長はさらに、「長年の努力を経て、中日関係はついに正しい軌道に戻った。双方はこの得難い局面を大切にしなければならない。下なる一歩として、中国側は日本側とともに新時代の要求に適う中日関係の構築に力を注ぎ、この目標を早急に実現し、結果を実らせ、両国国民に恩恵をもたらすとともに、2022年中日国交正常化50周年に向けて基礎を固めることを望んでいる」と述べ、「(1)真の相互信頼を築き、敏感な問題を適切に処理し、全方位的協力を推進する。(2)地域協力を推進し、自由貿易区の設置を加速させ、アジアの素晴らしい未来を共同で切り開く。(3)共にグローバルガバナンス体系改革に努力し、グローバル化がより開放的かつ包摂的でウィンウィンの方向へと発展するよう促し、両国が果たすべき国際的責任を担う」の3点を提言した。
菅首相は習主席の重要メッセージに対する感謝を述べ、中国の指導者への心からの挨拶を王部長に託した。菅首相は、「安定した日中関係を発展させることは、日中両国だけでなく、地域と国際社会にとっても非常に重要であり、両国共通の責任だ。日本の新内閣は日中関係を極めて重視しており、中国側と共に相互信頼を増進し、両国関係の安定的発展を共同で推進することを希望している。日本は中国との協力を強化し、東京オリンピックと北京冬季オリンピックの成功に導き、日中国交正常化50周年を共に祝うことを望んでいる」と述べた。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年11月26日