東京の医療センターの医師が17日午前、新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた。これにて日本のワクチン接種作業が始まった。現在の接種計画によると、日本は医療従事者及び65歳以上の高齢者の接種を優先し、夏までに一般人に普及させる。日本にとって、新型コロナワクチンは感染症に勝利し、さらには五輪を開催するため重要だ。ワクチン接種開始は日本に希望をもたらしたが、ワクチンのすべてが輸入に依存している。今後いかにワクチンの安定供給を保証するかは、菅政権が直面する難題となる。
日本国内の接種は世界の主要国より遅い。これは厚生労働省が日本国内で狭い範囲の臨床試験を先行実施し、有効性と安全性をある程度確認したためだ。
日本政府は複数の海外製薬企業に向け、現在まで1億2600万人に使用される3億1400万本のワクチンを発注している。ところが世界的なワクチン不足、EUの地域内で生産されたワクチンに対する輸出許可制度などにより、日本国内ではワクチンの安定供給が懸念されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年2月22日