外交部(外務省)の27日の定例記者会見で、汪文斌報道官が記者からの質問に答えた。
【記者】日本政府は27日に発表した外交青書で「日中関係は最も重要な二国間関係の1つ」とした。また、中国の海洋活動と軍事力の拡大に強い懸念を表明した。これについて中国側としてコメントは。
【汪報道官】言及された日本政府の発表した外交青書は、中日関係を最も重要な二国間関係の1つとしている。我々はこれを口先だけに留めるのではなく、実際の行動に反映させることを望む。
釣魚島及びその附属島嶼は中国固有の領土だ。中国海警局による釣魚島海域での巡航・法執行活動は、本国の固有の権利を法に基づき行使するものだ。香港地区と新疆関連の事は完全に中国の内政であり、いかなる外部勢力の干渉も許さない。日本の新たな外交青書はいわゆる中国の脅威をほしいままに誇張し、悪意をもって中国を非難し、そのイメージを毀損し、中国の内政に不当な干渉をしている。中国側はこれに断固として反対する。すでに外交ルートを通じて日本側に厳正な申し入れを行った。現在、中日関係は厳しい試練に直面している。我々は日本側に対して、誤ったやり方を正し、安定した対中関係の構築という発言を真に実際の行動に移すよう促す。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年4月28日