日本の出生数が過去最低を記録するなか、多くの日本人が架空の人物との「結婚」を選んでいる。さらにある機関は彼らに「結婚証明書」を発行している。4日付日本紙「読売新聞」によると、日本の「次元局」と呼ばれるウェブサイトが最近注目されている。このサイトは「現実世界と他次元を繋ぎ、婚姻届の受理と結婚証明書の発行をする非公式機関」と称している。サイトの運営者である渡辺靖晃さんは、アニメキャラの立花響と「結婚」したと語る。日本では架空の人物と「恋愛」しながらも結婚できないことに苦しんでいる人が多く、そこでこのサイトを設立したという。情報によると、2020年11月の運営開始から現在まで200枚を超える「結婚証明書」を発行している。
日本では近年、架空の人物との「恋愛・結婚」がしばしば報じられている。報道によると、2018年に35歳の男性がバーチャルアイドルの初音ミクと「結婚」したと宣言した。弘前大学の羽渕一代教授によると、少なくとも30年前から日本社会には「二次元」と恋愛する人が現れた。人工知能(AI)技術の発展に伴い、架空のアイドルと「恋愛・結婚」する人が増加を続ける見通しだという。
ところが同時に日本の出生数が過去124年間で初めて80万人を割り、懸念されている。日本の各級政府は少子化問題に対応するため各種措置を打ち出している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年3月6日