先ほど覆面に黒服姿の人物が衆目環視のもと、日本の首都・東京の銀座の高級腕時計店で強盗事件を起こした。この店が繁華街にあり、目撃者がその経緯をしっかり撮影していたため、動画が直ちに世界のSNSで拡散された。容疑者はすぐに逮捕されたが、「日本の治安はどうなったのか」と多くの日本人から懸念されている。
日本の警察庁のデータによると、日本の昨年の刑法犯認知件数は前年比5.9%増の60万1000件超。警察庁によると、安倍晋三元首相が昨年7月8日に奈良市の街頭で銃撃され死亡した事件や、SNSでの闇バイトなどの深刻な犯罪事件が、国民に不安を募らせている。
法政大学元教授の趙宏偉氏はこの説を認め、「昨年の安倍氏の銃撃事件以降、日本国民が強い不安感を抱いている。社会に報復することを目的とする無差別の暴力、悪質な銃撃事件が最も懸念されている。日本経済が輝いていた時代を経験した中高齢者は、日本がこのようになるとは想像もできなかった」と述べた。
趙氏はさらに、「日本の長期的な景気低迷により、若者は未来の発展を信じられず、自暴自棄に陥っている。価値観が崩壊し、道徳を失っている。犯罪に加わった一部の若者は逮捕されても構わないと思い、さらには刺激を求めて犯行に及ぶ者もいる」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年5月22日