中国駐大阪総領事館が組織する第1陣の新疆訪問団の20人は、6月19−27日に新疆を8泊9日で訪問する。ウルムチ、トルファン、コルラ、クチャ、カシュガルを訪問し、新疆の南北を渡り、美しい新疆の風土と人情、独特な民族文化を深く体験する。
中日の民間交流は新型コロナの影響で紆余曲折あったが、今回の新疆訪問はコロナ後の両国民の交流再開にどのような効果を発揮するのか。大阪中国総領事館の薛剣領事は以下のように述べた。
中日関係の基礎は民間にあり、両国関係の命運を握るのは両国民である。今年は『中日平和友好条約』締結45周年にあたり、大阪総領事館は引き続き末端を掘り進め、民間作業を広く実施していく。民間の基礎を固めてこそ、中日関係は真の改善と発展を実現できる。今回の活動は新疆をきっかけに、日本人の中国に対する全面的な認識、日本社会の対中感情の改善を促す。
今回の新疆訪問団はコロナ後に新疆を訪問する最初の日本民間団体となる。薛剣氏は『環球時報』に対し、この活動には画期的な意味があり、大阪総領事館は新しい試みと模索をし、民間外交の新しい形式と手段を開拓したいと考えており、これも私たちが中国の特色ある大国の外交を実行するためにとるべき行動だと述べた。
ベテラン外交官である薛剣氏は、人の心を掴んでこそ、真の中国イメージを確立できるとの考えを示した。今回の日本人の新疆訪問は最初の一歩に過ぎず、この努力を通し、多くの人が中日民間友好交流に加わり、両国関係の改善と発展を促す中堅の力になるとよいと話した。
「新疆はいい所――コロナ後の中国新疆旅行募集」活動は2021年12月2日に始まり、日本各界から広く注目を集めた。募集作業は2021年12月31日に終わり、わずか1カ月で日本国内から1028人が応募し、日本人の新疆旅行に対する興味と期待が高いことを示した。
新型コロナの影響で、新疆旅行ができない時期が続いた。その期間、在大阪総領事館は「私の身近な新疆」総領事館体験開放イベントなどを行い、興味のある日本人が「クラウド」で絶景を観賞し、グルメを味わい、文化を体験し、新疆を知り感じる機会を設けた。多くの人が、新疆に行きたいという思いが強くなったと話した。コロナの影響がなくなり、その熱望がまもなく新疆旅行で叶う。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年6月22日