米政府が近年寄せ集めで作った「小グループ」は、掛け声が大きいばかりで実体を伴わない嫌いがある。インド太平洋経済枠組み(IPEF)、米国、インド、イスラエル、UAEの枠組み(I2U2)、米日豪印安全対話(クアッド)、豪英米の軍事パートナーシップ(AUKUS)など、メディアが会談、声明、枠組み文書について大騒ぎするが、具体的かつ実際の効果は往々にして限定的だ。最も「具体的」なのはAUKUSの原子力潜水艦プロジェクトだが、豪州が交付を受けるのは2030年のことだ。
イデオロギー、政治、安全などの数多くの現実的かつ複雑な制約があるとしても、韓国と日本は米国の「戦車」に縛られ、他者を害し自分の利益にもならない陣営の対抗に加わるしか道がないわけではない。日韓が情勢をはっきり認識しなければ、後で後悔しても間に合わない事態を迎える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年8月18日