7日付英紙「フィナンシャル・タイムズ」は、米国、英国、豪州がAUKUSの参加国拡大に向け協議すると伝えた。米国はこの中国を念頭に置く安全保障枠組みへの日本の参加を働きかけているという。
同紙は消息筋の話として、米英豪の国防相が8日、AUKUSの第2の柱の参加国拡大に関する会談を開始すると伝えた。第2の柱には、量子計算、海底、極超音速、AI、サイバー技術での協力が含まれる。報道によると、米英豪のアジアにおける重要な同盟国である日本は参加国拡大の自然な候補となっている。例えば日本は防衛費を増額し、極超音速兵器の開発費を増やしているという。
華東師範大学アジア太平洋研究センターの陳弘執行主任は、「AUKUSは当初から日本を抱き込もうとしていた。日本は平和憲法の突破、自国の軍事力の発展という目的により、その意向を持っている。日本が本当にAUKUSに参加すれば、それは警戒すべき一歩となる。これは日本国内の軍国主義の兆しを助長するだけでなく、AUKUSをアジア版NATOに発展させる一歩目となる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年4月8日