第20期中央委員会第3回全体会議(三中全会)の開幕前、中国網はAGC株式会社執行役員・AGCグループ中国総代表・中国日本商会副会長の上田敏裕氏に独占取材を行った。上田敏裕氏は外資系企業の視点から、外国企業の中国市場に対する期待と自信を語った。
上田敏裕氏によると、AGCは中国の改革開放初期に中国に工場を設立し、以後、中国で投資と発展し続けて40年以上になる。「AGCは中国の発展とともに成長してきたと言える。AGCは中国に16社の法人企業を有し、従業員数は6000人を超える。中国はAGCグループが日本以外で事業を全面展開する世界唯一の重要な市場」だと述べた。
外国企業のの中国経済成長における役割について、上田氏は、外国企業は中国と世界をつなぐ重要なルートであると同時に、中国の急成長に多くの人材、技術、経営などのインフラと価値も提供することができるとの見解を示した。
上田氏によると、多くの日本企業がAGCグループと同様に、改革開放初期に中国に根を下ろし、中国で投資・生産する日系企業は現在3万1300社に上る。中国市場の激しい競争と巨大なチャンスを前に、外資系企業は持続的な革新、特に中国市場で優れた協力パートナーとの共同革新を通し、中国のニーズに合った高付加価値商品を提供している。上田氏は、「中国市場は世界中から優れた企業を引きつけており、競争が激しいことは事実である。だからこそ、外国企業は中国で全面的に鍛えられ、世界のどこに行っても勝ち組になることができる」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年7月15日