最近の米供給不足による価格上昇を受け、大阪府の吉村洋文知事は現地時間2日、備蓄米を放出するよう政府に再度要請したが、坂本哲志農林水産大臣から拒否された。日本メディアが伝えた。
報道によると、吉村氏は8月下旬から備蓄米放出を政府に呼びかけており、今回で2回目の呼びかけとなった。
大阪市内のスーパーなどの小売店では米不足が生じているだけでなく、台風の影響により米価格が続騰している。吉村氏は最近の会議で、備蓄米放出を求めた背景について説明し、米価格が需給逼迫により急激に上がると予想した。
坂本氏は3日、吉村氏からの要請を断った。国の備蓄米は2年連続の凶作などによる穀物生産量の大幅な減少に対応し、通年の米不足の状況を見込み準備するものと強調した。
坂本氏は、現在の不足は短期的な現象と見ている。新米が出回る前の8月に地震と台風の影響で、人々が事前に買い占めたことによるものだという。
坂本氏はまた、2日に付近のスーパーの店員に問い合わており、4日も新米が届く見込みだと述べた。そのため米不足は解消に向かうとの見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年9月4日