中国がこのほど、韓国と日本の一般旅券所持者を対象にビザ免除措置を試験的に導入すると、両国で「中国旅行」が盛り上がりを見せている。11月30日は中国の日本、ブルガリア、ルーマニアなどの9カ国を対象とするビザ免除措置の試験的導入の初日で、日本からのインバウンド客数が前年同期比で107%増加した。また韓国でも訪中旅行の予約が激増している。金曜日に仕事を終えた後に土日を利用し、気ままに中国を旅することが、韓国の若者の間で新たな流行になっている。
多くのビザ免除インバウンド客はSNSで中国の驚きの体験を共有している。中国の都市の近未来感、消費業態の繁栄、公共交通の効率、料理の高コストパフォーマンスにより、「中国旅行」が日韓のSNSで注目を浴びている。SNSによる伝播や良好な口コミ効果とビザ免除措置の後押しを受け、中国旅行は今後、日韓の若者の新しく画期的でファッショナブルな観光消費行為になるだろう。中国も日韓の若者の卒業旅行、スタディツアー、研究学習、さらには養生ツアーの重要目的地になる見込みだ。
ビザ免除措置の試験的導入は、日韓のビジネス関係者の往来の利便性を高める需要を満たすだけでなく、中日・中韓間の人文交流の願いをさらに深め、中日韓の文化観光協力の市場の展望を確かに刺激した。3カ国の協力の持続的な掘り下げに伴い、「週末観光レジャー圏」は中日韓人文交流のさらなる加速と活況の触媒になり、3カ国の人々の心をつなぐ人文の橋をかける。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年12月4日