外交部(外務省)の3日の定例記者会見で、林剣報道官は中国が独自に採取した福島近海の海水サンプルに関する質問に答えた。
【記者】日本の福島近海で中国の専門家が独自に採取した海水サンプルが中国に到着したと聞いているが、これは事実か。
【林報道官】中日両国の合意によると、日本側は国際原子力機関(IAEA)の枠組みで福島原発汚染水の海洋放出に対する長期的な国際的モニタリングを実施するとともに、中国を含む利害関係国が独自のサンプリングとモニタリングを行うことに同意している。10月中旬、IAEAの枠組み下で、中国を含む各国の専門家が福島第一原子力発電所の周辺海域で独自に海水サンプルを採取し、現地で密封保存した。このサンプルがこのほど、中国に到着した。現在、中国の専門研究機関が緻密で独立した検査と分析を行っており、進捗状況は適時公表される予定となっている。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年12月4日