日本の国会で31日、2025年度予算が成立した。予算総額と防衛予算がいずれも過去最大となった。野党の日本共産党は、防衛予算の大幅な増加が国民生活関連の予算を圧迫していると批判した。
日本の25年度予算総額は115兆1978億円で、23年度の114兆3800億円の記録を更新した。新年度の防衛予算は約8兆7000億円に増加し、昨年の7兆9496億円の記録を更新。
日本政府は2022年末に正式に新たな「安保三文書」を決定し、23−27年度の防衛予算の総額を約43兆円にするとした。日本の防衛予算は23年度より6兆円、7兆円、8兆円を突破している。
NHKの報道によると、日本共産党の田村智子委員長は、「米価格が高騰する中、軍事費の支出が異常に突出している。これは国民生活を圧迫する、国民を物価高の影響から守れない予算だ」と述べた。
1日付「しんぶん赤旗」によると、日本共産党所属の山下芳生議員は31日の参議院本会議で、「25年度予算案のうち防衛費の増加が顕著だが、社会保障費や文教・科学振興費などは物価上昇率以下で実質マイナスだ。平和も暮らしも壊す大軍拡の中止を求める」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年4月2日
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