中国で「第13次5カ年計画(十三五、2016-2020年)」の開始年に当たる今年の両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)が注目を集めている。3月2日に開かれた全国政治協商会議第12期全国委員会第4回会議の記者会見で、王国慶報道官は、今年の全国政治協商会議が2日午後3時に中国人民大会堂で開幕し、3月14日午後に閉幕するとのスケジュールを発表。また、第12期全国人民代表大会第4回会議は3月5日に北京市で開かれる。
王国慶報道官は、今回の全国政治協商会議で「十三五」の政策提言に重点が置かれると説明した。
北京大学の張春暁教授は、『毎日経済新聞』の記者に対し、「供給側の構造改革が今年の政府活動報告の重点になると思う。今回の両会は、どのように供給側に力を注ぎ、経済成長の不足を補うかを含め、“十三五”の審議が行われる見通しで、2020年の小康社会(ゆとりある社会)の実現に向け重要な意義を持つ」と話した。