中国が年間最大の政治活動を開始した――中国人民政治協商会議第12期全国委員会第4回会議の3日午後の正式な開幕を控え、「両会」(全国人民代表大会、全国政治協商会議)が海外メディアのホットなキーワードになっている。経済発展の目標、供給側改革、貧困脱却、汚職撲滅など、海外メディアは両会のさまざまな面に注目している。
海外メディアは、一つの「重大問題」により、今年の両会が例年にない特別な意義を持つと見ている。第12期全国人民代表大会第4回会議は第13次五カ年計画を審議し、採択する。これは習近平政権になり初めて出される五カ年計画だ。例年と同様、中国の軍事費の増加も、海外メディア(特に西側)の注目点になっている。一部メディアは早くも、今年は例年以上の増額になると憶測している。これが嘘か真かは、間もなく明らかになる。
西側諸国は以前、両会は形式だけで中身を伴わないとしていたが、今や両会の中国の政治における独特な影響力を徐々に認識し、読み解けるようになった。そのため上述した無知な説を唱える人は減ってきている。
今年の両会を報じる外国人記者は1000人以上に達し、海外の両会に対する興味のほどが伺える。シンガポール南洋理工大学上級研究員の胡逸山氏は、「中国は世界経済の牽引車だ。この中国がくしゃみをすれば全世界が風邪をひく時代において、各国は両会からどのような情報が発信されるかを特に注目している」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月3日