陳吉寧部長
第12期全国人民代表大会第4回会議プレスセンターは11日、メディアセンターの多機能ホールで記者会見を開き、環境保護部の陳吉寧・部長が「生態環境保護の強化」について国内外の記者の質問に答えた。
【鳳凰衛視記者】「両会」の開催期間中も濃霧に覆われる日があった。ここ1年間の濃霧・スモッグ対策について部長はどう評価するのか。「濃霧対策に剛腕を振るう」のような話はよく耳にするが、部長はすでにいい対策法が見つかったのか。
【陳吉寧・部長】昨年の年末に、広範囲、長時間にわたって重度な大気汚染が発生した。一方、今年1月、2月、3月は青空が広がる日も多かった。日によって大気の質はばらつきが大きい。
ここで説明したいのは、汚染対策には三つの段階があるということだ。第1段階は環境容量を超える汚染物質が排出されている状況。この段階でいくら努力してもわずかの成果しか得られない。汚染の原因を把握できていないため、対策は充分な効果をあげられない。