章さんは、「携帯電話は肌身離さずそばに置いている。見知らぬ番号から電話がかかってくると、思わず緊張し、心臓がドキドキする」と話す。現時点で就職先が決まっていないクラスメートは軒並み、かなりテンパった状態にあるという。先月初め、章さんは押し寄せるストレスに耐えかねて、寝込んでしまった。医師は彼女に、「緊張を解いて少しリラックスするように」と警告した。しかし、26歳になる章さんにとって、この夏は、これまでの人生で最もリラックスすることができない時期なのだ。
章さんは、「新聞報道では、1980年代生まれの無気力に対する批判が相次いでいる。でも、映画『致青春』が大ヒットしたことから見ても、生き生きとした青春時代を過ごしたくない、なんて思っている若者などいない」と指摘した。そして、「大学を巣立っても、新しく落ち着く場所が見つからない時、飛び続ける力をどうやって得ればいいのか」と続けた。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年5月21日