上海警察は6日夜、生徒にわいせつな行為を働いた容疑で、上海フランス学校に勤務する米国籍をもつ教師を刑事拘留処分としたことを明らかにした。人民日報・中広網などが伝えた。
5月12日、上海フランス学校分校に通う1人のフランス人女子生徒が保護者に付き添われ、同校の米国籍男性教師(32)に数度にわたりわいせつな行為をされたと上海警察に届け出た。上海警察はこれを受け、速やかに事実関係を確認するため、調査に乗り出した。翌13日、生徒に対して違法なわいせつ行為を働いたとしてこの米国人教師を逮捕、拘留した。現在、さらに詳しい捜査が進められている。
逮捕された米国人教師は、これまでに生徒7人にわいせつな行為をしたことが確認されており、被害に遭った7人の保護者はいずれも、男女児童に対する性的虐待・強姦の罪で、この米国人教師を正式に訴えた。
ある外国人生徒の母親は、学校に入学して間もなく、娘の様子がおかしくなったことに気づいたという。「娘は情緒不安定になり、絶えず自分の顔や太ももを掻きむしるという、尋常ではない行動が目立ち始めた」とこの母親は語った。
事件が起こったフランス学校分校は、フランス学校とドイツ語学校が共用している施設。2校では、13歳から18歳までの生徒計1600人が学んでいる。
「人民網日本語版」2013年6月7日