中国人民大学がまとめた「2012年中国法律発展報告:中国法律専門職従事者のプロ化」が6日、発表された。同報告によると、2011年末の時点で、中国で司法官・検察官・弁護士・公証員など法律専門職に従事している人は計57万3223人に達した。人口10万人あたり42.56人の法律専門職従事者がいる計算となる。人民日報海外版が伝えた。
同報告の編集主幹を務めた中国人民大学法学院の朱景文・教授は、「中国における法律専門職は、『発展のアンバランス性』という問題を抱えている。法律のスペシャリストは、都市および経済発達地域に集中しており、弁護士の数量・収入は、地域によって極めて大きな格差がある」と指摘した。住民10万人あたりの弁護士数が多い地域トップ5(北京・上海・天津・広東・重慶)と少ない地域トップ5(西蔵<チベット>・貴州・江西・甘粛・青海)の比率は6.7:1に上る。また、弁護士の業務収入が多い地域トップ5(北京・上海・浙江・広東・江蘇)と少ない地域トップ5(河南・黒竜江・西蔵・甘粛・内蒙古<モンゴル>)の比率は19.5:1。
「人民網日本語版」2013年5月6日