2013年4月13日午後3時ごろ、インドネシアジャワ島バンドン発首都デンパサール行きライオン・エアの旅客機(ボーイング737型機)がングラ・ライ国際空港への着陸に失敗、海中に突っ込んだ。乗客・乗員は全員救出され、無事だった。写真は翌14日、海に浮かぶ事故機の上空を通過する航空機。 |
北京時間7日未明(日本時間同)に起きたアシアナ機事故で、2人が死亡、130人以上が負傷して病院にばれた。この事故は、ボーイング777型機がソウルを飛び立ち、サンフランシスコ国際空港に着陸する際に起こった。以下は、アシアナ航空の安全記録、ボーイング777型機に関する記録、近年世界で起こった重大な航空機墜落・炎上事故に関する記録。新華網が報じた。
■アシアナ航空
今回の事故より前、アシアナ航空は2011年7月28日、墜落事故を起こした。ボーイング747型貨物専用機が韓国済州島近くの海中に墜落、操縦士2人が死亡した。
アシアナ航空会社が過去に起こした事故のうち最も深刻だったのは、1993年7月26日の事故だ。金浦空港を出発したボーイング737型機が木浦空港着陸寸前に墜落、機体は大破し、68人が死亡した。
■ボーイング777
ボーイング777型機は長距離用航空機で、1990年代初めに就航した。深刻な墜落事故はこれまで起こったことがなかった。
■米国で起きた最も深刻な事故
航空安全財団(FSF)によると、米国の航空機事故で最も深刻だったのは、1979年5月25日の事故だった。この日、シカゴ発ロサンゼルス行きアメリカン航空191便(DC-100型機)が離陸した直後に墜落した。乗客・乗員271人は全員死亡、地上にいた2人も死亡した。
過去20年のうち、米国で最も被害が大きかった航空機事故は、2001年11月12日に起こった。ニューヨークJ・F・ケネディ国際空港からドミニカ共和国に向かう予定のアメリカン航空587便(エアバスA300型機)が離陸後まもなくして墜落、乗客・乗員260人全員と地上にいた5人が死亡した。
過去10年のうち、米国で発生した最も深刻な商用旅客機事故は、2009年2月12日の墜落事故。コンチネンタル航空3407便(DHC-8-400型機)がニューヨーク州バッファーロー・ナイアガラ国際空港に着陸しようとしたところ墜落、乗客乗員49人と地上にいた人1人が死亡した。
米国でここ数年内に起きた航空機事故で、もっともドラマティックだった事故は、いわゆる「ハドソン川の奇跡」だ。2009年1月15日、ニューヨーク・ラガーディア空港を離陸したUSエアウェイズ1549便は、エンジンにガチョウの群れを巻き込んだ。エンジンにダメージを受けた同機の機長は、機転を利かし、ハドソン川に緊急着陸した。乗客乗員全員が、機体が水没する前に無事救出された。