日本各地の公衆トイレ。男性用トイレのほとんどが「開放型」。 |
男性が用を足している時に、女性清掃員が入って来る理由はこれで説明できた。しかし、日本の社会における「性別に対する意識」は、非常に独特である。地下鉄には、痴漢防止のため「女性専用車両」が設置され、個人の空間やプライバシーが非常に重視されているのかと思えば、街中や公園にある男性用公衆トイレの入り口の多くにはドアがなく、用を足している後姿が通行人に丸見えになっている。これは主に安全面のことを考慮に入れての措置でもあるが、日本で男性中心主義が終焉を迎えているのを背景に、男性の「性別」が軽視されていることの表れとも取れる。
「人民網日本語版」2013年9月9日