過労死前の前兆10
厳院長によると、「医学界では現在、過労死を引き起こしやすい疾患として、▽冠状動脈疾患▽大動脈瘤▽心臓弁膜症▽心筋症▽脳出血‐‐の5疾患が公認されている。またそれ以外に、消化器系疾患や腎不全、感染症なども過労死の原因になる」。
実際には、健康な状態から突然病気が発生するのではなく、その間に「亜健康」と呼ばれる状態がある。長期間ストレスにさらされると、心臓や神経、消化器系、免疫、内分泌などに障害が出、「亜健康」の状態になる。そして、その時点で対策を講じなければ、病気へと悪化する。
亜健康の状態になると、前出の5疾患を引き起こしやすくなる。そして、短期間に精神的、肉体的に無理な負担がかかると、「過労死」を誘発してしまう。
厳院長は、過労死の前兆として、▽下腹が出る▽脱毛▽トイレが近くなる▽性欲の低下、早発閉経(女性)▽記憶力の低下▽暗算能力の低下▽後悔することが多くなる、すぐカッとなる、イライラする、悲観的になる▽注意力や集中力の低下▽睡眠時間が短くなる、起きた時に疲労感が残る▽頭痛、耳鳴り、目まいなどの症状があるのに検査をしても異常がない---の10点を挙げる。
さらに、「1年に1回は健康診断を受けること。そして、何かの疾患のリスクを抱えている人は、心臓超音波検査か心電図検査も受けたほうがいい」とアドバイス。「これらの検査は、心臓の異常をすぐに見つけることができ、突然の心停止を予防できる」とした。
「人民網日本語版」2013年9月24日